ビットコイン(BTC)のプライベートキーがついに公開へ、その真意とリスクは?

ビットコイン(BTC)のプライベートキーがついに公開へ、その真意とリスクは?

ビットコイン(BTC)が長年内密にしてきたマジックフォーミュラ、つまり「プライベートキー(秘密鍵)」が、早ければ2018年7月にも公開されようとしている。それは実のところサトシ・ナカモトのIDではなく、何人かのビットコイン開発者に託されてきたサトシのプライベートキーである。

このキーは、保有するビットコインに影響を与える可能性のある事態が発生した際に、警告をフラッシュで知らせるプロトコル「警告メソッド(warn method)」を作動させるもの。ビットコインにそんな警告システムが存在したことを知らなかった人は、その利用上の安全性に懸念があり、度重なる混乱があったことで、2016年にいったんは回収されてしまったからである。

ビットコイン(BTC)開発者ら限られた関係者が知る警告システム

ビットコインのローカルウォレットであるBitcoin Core開発者として著名なグレッグ・マックスウェル氏は2016年9月、一般ユーザー向け電子メールで、プライベートキーが非公開だった理由について、「警告メソッドは保護モデルと効果的なガバナンスについて、度重なる誤解の源が生じた」と述べている。

その意味するとことは、全く見当違いの人が重要なカギを手にしたら、誤ったメッセージを流し、悪事を働く可能性さえ予測できることだ。

Bitcoin Coreの主要な開発者であるブライアン・ビショップ氏はTwitter上で、「ビットコインの警告キーは公開する時期である。ビットコイン警告キーは多数の模倣者によって知らないうちにコピーされてきた。これは興味あるショーになりそうだ」とつぶやき、自分はトップシークレットの秘密を所有しているが、すべてを明かす権限がないことを長いコードの暗号文を使って打ち明けた。

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早ければ7月初旬にもプライベートキー公開へ

キーの公開は、この警告システム破棄の最終段階を意味する。Bitcoin Coreの開発者が警告メソッドを使わずに2016年に新しいコードを公開した直後、2017年1月には、他のどのようなメッセージでも無効にすることはできない「最終的な警告メッセージ」が公開された。

ビショップ氏はCoinDeskに答えて、そのプライベートキーが近く(7月初旬にも)公開されるとしながらも、その日がいつになるか正確には分からないと語った。キーの公開は、仮想通貨全体に潜在的な脅威を与える可能性がある。仮想通貨をハッキングする際に、ビットコインの古いバージョンのコードを利用していれば、自身のコードの警告キーのメカニズムを無効にすることはない。

ビショップ氏はCoinDeskに対して、「模倣犯が伝えられたプログラムを無効にしない、あるいは公開キーを改善しなければ、そして最終的な伝達情報と見なされるものを送り込まなければ、ビットコイン・キーが発表される時点で、誰でも個人ネットワークに警告システムを備えることになる」と語った。

そのようなことは過去に実際起きている。Litecoin開発者のチャーリー・リー氏は、余り良く知られていないFeathercoin(ビットコインとLitecoinの欠点を記したコードをコピーして改良したもの)プロトコルが、最新のLitecoinクライアントにアップグレードする際に警告を受けた経緯について、アップグレードに関するLitecoin情報をどのようにして取得したかについて、Twitter上でLitecoin顧客に詳しく説明している。

アラートキーの脆弱性を認めて、公開を選択

マックスウェル氏は結論として、次のように語った。

「ある時点で私は、プライベートキーを公開して、評価をおとしめる攻撃へのさらなる可能性を排除し、特に信頼できる権限付きのキーというような誤解を受けるリスクを軽減する計画を立てた」と述べている。

今日までに、このような脆弱性の疑いのあるプロジェクトは、コードを切り替えてアップグレードする時間的余裕があった。公開を最優先する圧力に加えて、ビショップ氏ら開発者が危惧することは、彼らの評判が傷つくことである。開発者たちの結論は、現在のアラートキーには脆弱性があり、公開した方がいいという考えである。

(フリージャーナリスト、大手マスコミOB記者:長瀬雄壱)

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参考:Coindesk

Source: 仮想通貨ビットコイン

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