かにたまです。
仮想通貨の最大手マイナーであり、マイニング機器を販売しているBITMAIN社が香港での上場を目指しています。
そして、そのIPOは、歴史上最大のIPOとなる可能性もあると話題になっています。
BITMAIN社とは?
BITMAIN社は香港に本社を持つ、仮想通貨のマイニングや機材を売っている2014年に設立された中国の会社です。中国での仮想通貨の規制が強く、本社を香港に移したといわれています。
ビットコインハッシュレート分布 – Blockchain.info
上はビットコインのハッシュレートというビットコインの採掘割合を示した2018年8月13日の円グラフです。
BITMAIN社は、BTC.COM(18%)+Antpool(14%)=32%を占めており、非常に大きな影響力を持っています。
またマイニング機材では仮想通貨が有利に掘れる仕組みが搭載されており、シェアは7割以上を占めています。
つまり、BITMAIN社は仮想通貨市場において独占的な会社と考えても良いくらい大きな影響力を持っています。
CEOのジハン・ウーさん。かつてはSNSで頻繁に発言をしており、ジハンさんの発言ひとつで価格が大きく動くこともありました。
それくらいBITMAIN社は仮想通貨市場に大きな影響力を持っています。
ビットメインが米国進出:共同設立者のジハン・ウー氏 – Bloombergより
ちなみに昨年は3850億円を売り上げ、2750億円ほど稼いだそうです。
Bitmain(ビットメイン)、Facebook超えのIPOとなる可能性も
そのBITMAIN社は香港への上場を目指しており、先日、プレIPOが行われました。
プレIPOでは、ソフトバンクグループやテンセント(中国のゲーム会社。世界最大の売上高)が参加し、約10億ドル(約1100億円)の資金調達をしたようです。
これによりBITMAIN社の時価総額は約150億ドル(約1,65兆円)規模まで膨れ上がりました。この時価総額は日本企業で言えば、富士通、NTTデータクラスの規模になっており非常に注目が集まっています。
BITMAIN社の保有仮想通貨量が明らかに
According to the Bitmain pre-IPO investor deck, they sold most of their #Bitcoin for #Bcash. At $900/BCH, they’ve bled half a billion in the last 3 months. If Bitcoin Core devs didn’t disclose the Bcash vulnerability, it could’ve wiped a billion dollars off their balance sheets. pic.twitter.com/9BMywdvvby
— Samson Mow (@Excellion) 2018年8月11日
拡大すると・・・
BCCはビットコインキャッシュ(BCH)のことですね。
最新の18年5月31日の段階で
BCH・・・約102万枚
BTC・・・約2.2万枚
LTC・・・約93万枚
DASH・・・約31万枚
ETH・・・1097枚
表をみれば明らかですが、今年に入ってもBCHの所持枚数を順調に増やしているのが印象的。現在、BCHは1720万枚発行済であり、約6%を保有している計算になります。
自社のハッシュレートを毎月公開するなど、上場に備えてBITMAIN社の実情が明らかにしていると以前から噂されていました。本来ハッシュレートは公開したくないはずですからね。
本当に上場の流れになりましたね。
上場の背景の1つとしてBITMAIN社は中国が国家をあげて強化を行っているAIを次の柱に考えているようです。
上場の際には、規模的にも非常に大きな注目を集めそうです。
仮想通貨のマイニング会社が注目を集めるのは嬉しいですね!
8月30日に香港証券取引所にIPOの申請を行う予定であり、年内、遅くとも来年の第一四半期までには上場という流れになります。
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Source: お金にとらわれたくないからゼロから学ぶブログ