イーサリアム(Ethereum)の価値はどこに集中をするか:Fat Protocolsの検証

イーサリアム(Ethereum)の価値はどこに集中をするか:Fat Protocolsの検証

投資家の側面で見るイーサリアム(Ethereum)のトークン250個の見直しを行った興味深い記事がありましたので、紹介します。

参照:Coinmonks medium

この検証のテーマは、価値がどこに集中をするか、Fat Protocolsの検証です。
真面目にトークン投資するなら非常に有益な統計だと言えます。

Fat Protocols「ブロックチェーン領域において価値はプロトコルレイヤーに集約」

Fat Protocolsの理論は、簡潔に言うと、「ブロックチェーン領域において価値はプロトコルレイヤーに集約される」というものです。

前世代の共有プロトコル(TCP/IP、HTTP、SMTPなど)は計り知れないほどの価値を生み出しましたが、その価値の多くはデータという形でアプリケーションの上に集積されたものでした。

インターネットのスタックを、価値がどのように分散しているかという視点で見ると、「薄い」プロトコルと「分厚い」アプリケーションで構成されているのがわかります。

マーケットが成長するにつれ私たちは、アプリケーションへの投資はハイリターン、プロトコル技術への投資はローリターンであることを学びました。

このプロトコルとアプリケーションの関係は、ブロックチェーンのアプリスタックでは逆転します。価値は共有プロトコルのレイヤーに集中し、アプリケーションレイヤーにはわずかな価値しか分配されません。

言うなれば、「分厚い」プロトコルと「薄い」アプリケーションによるスタックです。

▼オリジナルのポストはこちらになります。
Fat Protocols

シリコンバレーの有力なVC(ベンチャー・キャピタル)であるユニオンスクエアベンチャーズのジョエル・モネグロ(Joel Monegro)氏が提唱した理論で、ブロックチェーン領域のプレーヤーは、誰もが当たり前に読んでいるブログですので、必読だと言えるでしょう。

だからこそイーサリアム(Ethereum)は膨大な価値がつきましたし、イーサリアム(Ethereum)以降も各クリプトファンドは、スマートコントラクトプラットフォーム、新しい1stレイヤーのパブリックプロトコルにこぞって投資を行ってきました。

これについては、筆者のブログにさらに詳しく書いてあります。

参照:新興ブロックチェーン(EOS、Difinity等)の知っておくべき競争背景。なぜ今新しいパブリックプロトコルが勃興するのか。

上位250のERC20トークンの価値はどこに集中するか

さて、この理論をもとに時価総額上位250のERC20トークンを検証しています。

検証によると、上位レイヤーのプロジェクトは総計でより多くの時価総額を保有しますが、下位レイヤーのプロジェクトでは単一の平均時価総額が高くなるという統計がでています。価値の合計は、下記の図のようになります。

イーサリアム(Ethereum)の価値はどこに集中をするか:Fat Protocolsの検証出典:Coinmonks Medium

つまりFat Protocolsは、今のところ間違っていないということです。

1stレイヤーであるネイティブレイヤーが一巡して、dappstackレイヤー、ミドルウェアプロトコルにお金が回っているのがこの3ヶ月くらいだと言えるでしょう。

ミドルウェアプロトコルは、1stレイヤーの上にあるプロトコルであり、例えば、DEXプロトコルの0xや、MakerDAOを指します。
a16zがMAker DAOに投資をして話題になったことは記憶に新しいです。

同様に、イーサリアム(Ethereum)ではない他のパブリックプロトコルにもミドルウェアは必要で、そこは今後、焦点が当てられると予想されるテーマの一つです。

いずれにしても、このような時価総額をオーバービューし、価値がどこに集中をして、どのような構造で、どのような資金の流れが起きているかを理解することはとても重要です。

イーサリアム(ETH)のリアルタイム価格・チャートを確認

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Source: 仮想通貨ビットコイン

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