エニグマ(Enigma)のパートナー「Datacoup」が提供する、ブロックチェーン活用のPDTエコシステムとは?

エニグマ(Enigma)のパートナー「Datacoup」が提供する、ブロックチェーン活用のPDTエコシステムとは?

エニグマ(Enigma)はデータの機密性に特化したプロトコルを作っている。データのプライバシー性を保ちながら、コントラクトを実行できるプロトコルの開発を進めており、ブロックチェーンを拡張することができる技術として注目されている。

エニグマのメインネットは、パートナーの準備が整ったことと同時に稼働される。エニグマ単体でメインネットを稼働しても、実際に使われるソリューションに発展しなければ意味がない。各パートナーの手がけるソリューションがあってこそ、その心となるエニグマが使われることになる。

今回は、そのエニグマのパートナーであるDatacoupの概要と仕組みをまとめていく。

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Datacoupの概要

Datacoupの概要

Datacoupは、ブロックチェーンベースのデータマーケットプレイスのためのデータ管理及び収益化アプリケーションを提供。データマーケットプレイスにおけるデータの売買は、プライバシーを保ちながら実行することができる。ブロックチェーンテクノロジーによってデータの確実性を保証し、エニグマ(Enigma)プロトコルにより、購入履歴、検索履歴、閲覧、フィットネスなどの個人データの秘密性を保持しながら売買できる、新しいマーケットへの取り組みを行う。

DatacoupのPDTエコシステム

Datacoupの「PDT(Personal Data Token)」エコシステムは、データプロバイダーとデータリクエスターが消費者の個人データを処理する分散型の市場である。プロバイダーは、アプリケーションを通して、個人の行動に伴うデータなどを提供する(このデータは秘密に保たれる)。

リクエスターは、必要なデータをAPI(ソフトウェアの情報や機能を共有する仕組み)などを通してアプリケーションから入手し、この時にデータ提供の対価がプロバイダーに送られる。個人が特定されることなく、データを提供することができ、プロバイダーは、対価を手にする。リクエスターは、入手したデータにより、さまざまな統計などを計算することができるのだ。

Datacoupブログより
出典:Datacoupブログより

PDTエコシステム内の3つのレイヤー

アイデンティティ

インターネットなどのデジタル世界でのアイデンティティは、使用するプラットフォーム(例えばFacebookやTwitterなど)によって割り当てられ、その割り当てられたアイデンティティに関連付けられるデータなどが保存される。ユーザーがプラットフォームに保存したデータは、アカウントを削除したとき、同時にサーバーから削除される必要がある。

Datacoupのアプリケーションでは、アカウント作成時にメールアドレスと電話によりマルチファクタ(多要素認証)を許可する。表示されるQRコードをスキャンすることで電話機上に秘密鍵が作成され、その秘密鍵により、アイデンティティとデータ管理を可能にする。

ストレージ

データが作成されると、ストレージに保管されアクセスが可能となる。現在の中央集権的ストレージサービス(iCloudやGoogleDriveなど)の問題は、データストレージを提供する管理者(企業など)を誰も管理していないこと。これにより、データのハッキングや不正使用などさまざまな問題がある。

Datacoupでは、データを暗号化し分散ネットワークに格納する。ユーザーによるスマートコントラクトのトランザクション要求時にデータを利用できるようになり、アクティブなどの状態が即ブロックチェーンに刻まれる形となる。

計算

計算は、人口統計データなどの基本的なフィルタリングから、データセット内の相関を見つけることなど、複雑なものまで網羅する。今までは、市場調査などデータ購入者は、ユーザーの生データにアクセスする必要があった。しかしDatacoupのシステムでは、データ購入者は、ユーザーの生データ自体にアクセスせずに、秘密計算によってデータを利用する形となる。これにエニグマ(Enigma)の技術が使われる。

エニグマ(Enigma)×ブロックチェーン技術による個人データ管理

Datacoupのエコシステムは、ブロックチェーンテクノロジーとエニグマ(Enigma)のシークレットコントラクトにより、個人データを収益化することが可能となる。このときの個人データはプライバシーが保護され、ストレージのハッキングや情報漏洩などの問題にも対応することができる。ビッグデータやAI(人工知能)が注目されるなかで、データのマーケットプレイスは革新的なソリューションとなるかもしれない。

現在は、個人データをなるべく第三者に開示したくないユーザーは多い。Datacoupのソリューションでは、第三者にデータを直接開示することなく提供でき、収益化するこが可能となる。エニグマ(Enigma)プロトコルは、Datacoupにとって必要不可欠なテクノロジーとなるのだ。

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参考
Datacoup公式

Source: 仮想通貨ビットコイン

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