仮想通貨NANJCOINミートアップイベント「NANJを偲ぶ会」レポート

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まいどどうも。仮想通貨フーリガンいぬゆな(@inucrypto)です。

NANJCOINについて解説する記事を前編・後編の二部構成でお送りしています。前編ではNANJの歴史や目的についてをお伝えしました。後編では、NANJCOINの公式ミートアップのレポート、NANJが実現しようとしているビジョンを解説します。

前編もあわせてご覧ください
NANJCOINの歴史と目的が世界一よくわかる記事

最初で最後のNANJCOINミートアップ レポート

エレベーターを降りると、いきなり菊の花が混じったフラワースタンドがお出迎え。これ、嫌がらせではありません。「NANJを偲ぶ会」というネーミングに合わせた演出です。

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どこから来たかシールを貼るボード。明らかにわけわからんところから来たやつが何人かいますね。

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150を超える参加申し込みがあった偲ぶ会。「最初で最後の公式ミートアップ」という煽りもあっただけに、参加者の気合いも相当なものがありました。そもそもノリが5ちゃんねらーだけに悪ノリは大得意です。

さて、ここからはNANJ株式会社 CEO弘田氏のプレゼンを要約してお伝えします。

投機家・投資家・利用者の分類

仮想通貨NANJCOINミートアップイベント「NANJを偲ぶ会」レポート

弘田「仮想通貨を購入する人たちの中には、投資家、投機家、利用者の3者がいる。投機家は相場変動による利益を得ること、投資家はその仮想通貨が成長し価値が上昇したことによる利益を得ることが目的です」

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弘田「そして利用者。利用者の目的は、NANJ経済圏を通じて何らかのベネフィットを得ること。スポーツ選手はパフォーマンスを通じて、投げ銭などの利益を得られる。そして、ファンとの交流を通じてモチベーションや知見を得られる。

では、投機家・投資家・利用者、全員の長期的利益はどうすれば得られるか?

人が集まることで相場が変動する。利用者のベネフィットを満たし、人が増えていくことが、結果的に投資家・投機家のニーズも満たすことができる。

ということで、NANJは利用者のベネフィットを優先していきます」

※ベネフィット=モノやサービスを利用することで得られる、有形無形さまざまな価値のこと。

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これ、かなり重要な発言です。大げさに解釈すれば、投資家・投機家を短期的には無視すると表明したわけですから。世の中には株主の顔色を気にするあまり、短期的な売り上げを伸ばすことばかりに注力し、長期的な施策を行えず結果的に業績を下げてしまう会社はいくらでもあります。そう考えれば、利用者のベネフィットを優先するという方向性は理にかなっていますし、当たり前のことでしょう。しかし、仮想通貨運営でこんなこと言ってしまうのは前代未聞ではないでしょうか。いやまあ普通の会社でも株主の優先順位下げるよなんて言ったら大問題になるはずですけど。

今回のミートアップで好材料の発表があるのでは?という憶測から少々チャートは上昇していたものの、発表がないと見て売ったか、投資・投機マネーが市場から抜けたか、結局チャートは下落。ただ、これで投資・投機色の薄い、純粋にNANJを応援するホルダーの割合が高まったということは言えるかもしれません。どちらにせよ「利用者最優先」を掲げるNANJCOINの運営方針はかなり特異ですし、彼らが成功するかどうかで今後新しく登場する仮想通貨の運営スタンスは大きく変わりそうな気がします。
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経済圏参加者を3つに分類する

弘田「NANJ経済圏の参加者を3つに分けます。NANJ利用者をターゲットとした施策をするグループ、NANJ利用者(消費者)グループ、NANJの消費先となるグループ」

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弘田「それぞれの望み、利益は違う部分にあります。

NANJ利用者をターゲットとした施策をするグループは、スポーツ関連企業・地方自治体・行政機関などが該当するでしょう。自分たちの施策の中でNANJCOINというインセンティブを付与する。NANJCOINをもらえるならやってみようという消費者を集め、継続してもらうことが目的になる。

次にNANJ利用者(消費者)グループ。彼らはNANJCOINを利用することで得られる体験が欲しい。例えば、選手に投げ銭をしてスポーツ体験がもっと面白くなる。そういった無形の価値を受け取ることになります。

そしてNANJの消費先となるグループ。スポーツ選手やチーム、スポーツ関連企業にとって新たな収益モデルを得られます。今までは試合中に観客から直接金銭を受け取るマネタイズ方法はありませんでした。NANJCOINが、試合中リアルタイムに投げ銭するという新たなマネタイズ方法を確立しようとしています」

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試合中の投げ銭がある程度の規模で行われれば、ファンはどういったプレーに価値を感じるのか?ということが可視化されます。今まではゴールシーンとか、KOシーンとか、わかりやすい部分以外の価値はなかなか計測することが難しかった。

例えばサッカーで、生え抜き選手が必死でゴール前に戻って相手のカウンター攻撃を遅らせたことで大きなピンチを作らせなかった、というようなシチュエーションがあったとします。このシーンにどれだけの価値があるのか?誰にもわかりません。しかし投げ銭は、こういったプレー1つ1つにハッキリした数字で価値を示すことができる可能性をもたらします。それは逆に言えば、価値のないプレーもハッキリ示されてしまうという残酷さはあるのですが……

同じシチュエーションでも、こちらのクラブでは生え抜き選手以外にも同じくらい投げ銭が集まるとか、何点差だとどうとか、試合開始何分だとどうとか、さまざまなデータがどんどん蓄積されていきます。プロモーションやマーケティングにデータを利用できるはずですし、チームの哲学に沿うようなプレーをファンに好んでもらう、またはファンの好むプレーをチームの哲学に落とし込んでいくようなこともあるかもしれません。そういった意味でも投げ銭の普及に期待したいです。
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NANJCOINは「繋げる」コイン

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弘田「先進国では運動不足の人が増えていて、それにともなって疾病リスクも上がっています。保険会社も、運動していると保険料を安くするなどの施策を行っている。みんな、どうにかして国民の運動率を高めようとしているわけです。

例えば運動アプリとの連携などで、一定以上の運動するとNANJCOINがもらえるという施策が行われたとしましょう。NANJCOINが運動するきっかけの1つになり、それはつまり社会問題を解決する方法の1つになる。これが実現すればNANJCOINの価値が向上することになる。そしてアプリの利用者は、運動して得たNANJCOINをスポーツ選手に投げ銭する。

それぞれの立つ立場によってベネフィットが違うが、それぞれが繋がっていくことでNANJCOINの価値は増大していく。どんどん価値を循環させていくこと、つまり全体のベネフィットを広げていくことが、全員の利益に繋がります」

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弘田「eスポーツでの投げ銭を行った際、集まった金額の10%をANISA(全日本知的障がい者スポーツ協会)に再投資しました。NANJCOIN公式ウォレットは、選手やチームが望む対象に自動的に再投資できるプロクラスという仕組みを作ろうとしています。トッププロになればなるほど社会貢献の意欲は高い。この仕組みで彼らのベネフィットを満たすことができます。

我々が社会問題を解決しようとするのには、2つの意味がある。1つ目は効果が数字でわかりやすいこと。例えば先ほどの運動アプリとの連携で、このくらいの人がこのくらい運動するようになりました。また再投資の部分で、このくらいのお金が彼らに回って、こんなことができました。そういったことを数字で表明できれば、NANJが価値を誰にでもハッキリわかる形で示せます。

2つ目は、既存の技術や仕組みで解決できないものを解決することで、NANJCOINが社会全体にとって役立つと証明することができる。そのことは、NANJに関わる全員にとって利益になる可能性が高いわけです。

NANJは、スポーツが好きな人々、スポーツに関係する人々すべてを繋げていきます。ビットコインでやっても同じことができるかもしれない。しかし、通貨の価値とは機能ではなく、誰が、どれだけの数の人が通貨を受け取ってくれるかというネットワークにあります。スポーツを好きな人がここに集まっているな、じゃあこういうサービスをはじめてみよう、自分も参加して投げ銭してみよう、そういったネットワークこそがNANJ独自の価値になると考えています」

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ミートアップで繰り返し使われた「繋げる」というキーワード。これはNANJCOINがスポーツ界の一種のインフラになろうとしていることを示しています。どこか一つの場所で猛烈に使われるとか、1つのプラットフォームで需要を満たすということではなく、スポーツに関するさまざまな場所で、さまざまな人々に、さまざまな用途で使われることそのものが価値を向上させていく。

逆に言うと、使われなければ価値はありません(どんなモノでもそうですけどね)。実際にどこまでNANJCOINが普及するかはまだわからないですが、彼らの見ている景色が実現すればスポーツのあり方そのものが変化するでしょう。
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よくある質問・質疑応答

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弘田:まず、進捗状況の共有について。

「” NANJって運営が何してるのかわからないよね ” と言われることがあります。基本的には企業と会って提携や企画の話をしているので、一部だけ切り取られて買い煽りなどされるのは困るし、相手企業にも迷惑がかかる。最終的に企画が出来上がるまで情報を漏らさないというのは、意図しない形で受け取られないためにも仕方ないのかなと考えています」

リーガルリスクマネジメントについて。

「法規制に違反している可能性がある行為をしているか? という話です。NANJが行ったIEOは資金決済法に違反するのでは?ということを言われることもある。他の仮想通貨プロジェクトなどにも影響を及ぼす可能性もあるので、断片的に話すのは避けたい。どこかのタイミングで見解をまとめて発表できるように弁護士と相談しています」

国内取引所の取り扱いについて。

「みなさんが考えているほど簡単なことではないです。金融庁ではなく、取引所が判断して自主規制団体に持っていく、というところまでしか決まっていない。その細かい判断基準について公表はされていません。”是非こことやりたい”という取引所はすでにあるが、まだ決定でも何でもないのであくまでも希望、計画の話です。ただ、どこに行っても ”NANJ注目してます” とか ”Discord入ってます” という方がいる。方向性としてはポジティブに捉えられていると感じる」

NANJコミュニティのあり方について。

「形は変わっていくと思います。現在はDiscordを中心に交流・意見交換をしていますが、今後の情勢によってはクローズドな場所でやり取りすることが法的に良いことではなくなる可能性がある。重要な情報はツイッターなどオープンなSNS、自社のブログなどで発表することになっていくでしょう」

質疑応答

-Q.NANJはなぜ独自通貨で始めなかったのか?

A.まずは利用者がたくさんいて、より多くの取引所が技術的にスムーズに取り扱えるイーサリアムベースで開発するのがベターと考えました。実際、仮想通貨をゼロから開発していくのはかなり難しいが、同時並行で研究してはいます。正直、イーサリアムのスケーラビリティ問題は、NANJが発展していくにつれて無視できなくなります。利用者が不便を感じないような通貨を開発するというのも、今後の展開によってはあり得なくはない。

※スケーラビリティ問題=大量の取引が一気に行われることで、処理が間に合わなくなってしまう問題のこと

-Q.もし独自通貨を開発するとしたらどれくらいのリソースを使えるのか?

A.ブロックチェーン部分に関してはベトナムの優秀なエンジニアを中心に開発していて、ウォレットやSDKの開発・メンテナンスが一段落すれば人員に余裕はあります。今後増員することも可能性はあるが、ブロックチェーンエンジニアの人材不足もある。

-Q.ウォレットのプロクラスは登録制になるのか?

A.誰でも使えるものにしようとは考えているが、まずは登録制にして「このチームが参加してくれたよー!」というような告知をしたい。いちいち審査していると手間がかかるし、変な忖度が生まれてしまうような状況は我々としても望んでいません。

-Q.地方公共団体に働きかけるとき、アプローチは自分たちでするのか、企業を通してするのか?

A.ケースバイケースですが、自治体さんの方から我々にコンタクトがあったりもします。むしろご連絡いただければ。

終わりに

センタリング

前編・後編あわせると、約一万字を超える長い文章をお読みいただきありがとうございました。これにて完結です。

ミートアップではこの後、有志が作成したNANJグッズ、MIDEX提供の帽子などがプレゼントされました。

センタリング

顔は写ってませんが嬉しそうです。

そういえばミートアップ開始前にパソコンとモニター繋ぐケーブルがねえ!と大騒ぎになったのですが、会場すぐそばの喫茶店にいて暇だったという有志がケーブル買いに行ってくれたんですよね。

「リアルミッション楽しかったです。ケーブル代として300万NANJください」と言ってた彼に300万NANJが支払われたかどうかは不明ですが、それ以外ほとんどのNANJCOINに関することはこの記事で理解いただけたのではないでしょうか。

さまざまな視点があるとは思いますが、NANJCOINが国産仮想通貨を牽引する銘柄の一つであることは間違いなく、今後の発展を祈るとともに、引き続きその動きに注視してまいります。

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Source: 仮想通貨ビットコイン

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