シンガポール金融管理局らがトークン化資産の取引プラットフォーム実験成功

シンガポール金融管理局らがトークン化資産の取引プラットフォーム開発成功を発表

シンガポール証券取引所(Singapore Exchange Limited:SGX)と同国の中央銀行であるシンガポール金融管理局(Monetary Authority of Singapore:MAS)は11月11日、トークン化されたデジタル資産や証券の取引の効率化を促進するブロックチェーンベースのシステムの開発に成功したこと発表した。

トークン化した証券の取引システムの実験に成功

今回開発に成功したのはDvP(Delivery Versus Payment)のプラットフォームで、テクノロジー企業のアンクアン(Anquan)やコンサルティング企業のデロイト(Deloitte)、証券取引所のナスダック(Nasdaq )との協業により実現した。

このプラットフォームにより、金融機関や投資企業などはトークン化した証券や仮想通貨の取引と決済を異なるブロックチェーンプラットフォームで同時に行うことができる。ブロックチェーン上で同時的に取引を行うことで、 決済プロセスの効率化と支払いに関するリスクの軽減が可能になり、スマートコントラクトを使うことでDvPの取引の自動化された決済を実現することが見込まれている。

ブロックチェーンと資産のトークン化がイノベーションを加速

このシステムの開発は8月24日に、SGXとMASがプロジェクト・ウビン(Project Ubin)というシンガポール政府が進める分散台帳技術(DLT)の活用に向けたプロジェクトの一環として実施することを発表していた。

MASのフィンテック部長官のソプネン・モハンティ氏(Sopnendu Mohanty)は今回の実験成功について、「ブロックチェーンと資産のトークン化は世界的なイノベーションを加速させることになる。このプロジェクトはブロックチェーン自体の価値とこの技術が短中期的に金融業界にもたらす利益を証明した。資産のトークン化のコンセプトなど、今回のプロジェクトを通じて学んだことは、経済の分野で広く応用され新しい可能性を生み出すことになるだろう」とコメント。

SGXのテクノロジー部代表でプロジェクトの責任者であるティンク・グプタ氏(Tinku Gupta)は、「市場におけるイノベーションを促進することができ嬉しく思う」と述べた。

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参考
Singapore Government

Source: 仮想通貨ビットコイン

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