11月に仮想通貨市場の変動が大きかった4つの理由と12月の見通し-SFOX

11月の初めまで、仮想通貨のボラティリティは減少傾向にあった。あまりにも動かなさすぎて少々退屈であったぐらいだ。それから、いくつかの主要イベントが起こり、仮想通貨界全体のチャートが大荒れになってしまった。しかし、なぜ?

SFOXの最新の発表「Crypto Volatility」の報告によると、11月の仮想通貨資産はS&P 500と金よりも変動性が高く、市場のアップダウンに寄与した4つの重要な要素を挙げている。

SFOXは7つの主要取引所および流動性プロバイダーからの価格、数量、およびボラティリティのデータを考慮に入れ、ボラティリティの急騰を分析し、業界の主要な出来事に照らし合わせて検証を行なった。その結果を見てみよう。

【1】不確実なビットコインキャッシュのハードフォーク

ビットコインキャッシュのハードフォークに至る懸念は、市場全体で過度の不安を引き起こした。ビットコインキャッシュは、11月にボラティリティが高くなった際には、他のすべての仮想通貨に影響を与えた。

BTC、ETH、BCH、およびLTCの4つの主要通貨はすべて、フォーク前日の11月14日からボラティリティが上昇したが、BCH自体のボラティリティは11月15日に発生した。

【2】フォーク後のハッシュウォー(戦争)

ビットコインキャッシュのボラティリティは、ハードフォークした通貨に発生する自然な産物として終えるはずだった。しかしイベントの後には大混乱が待っていた。

SFOXは、BCH(ABC)とBSVが共通のハッシュ・パワーを求めて競争し、両方のチェーンの成果が不鮮明であったため、進行中のハッシュ・ワールドがフォークの後であってもボラティリティの主要な要因になったとしている。

【3】SECによる無登録ICOへの制裁

仮想通貨のボラティリティにさらに火をつけた11月のもう一つの大きなイベントは、11月16日のSECの発表だった。

米国証券取引委員会(SEC)は、2017年、Airfox、Paragon Coinの2つの数百万ドルのICOを実施した2社との間で民事制裁金の支払いなどを条件とする和解を成立させたことを明らかにした。

このニュースは、米国のICOの間で懸念される余波と、同市場におけるベンチャーの将来についてさらなる不確実性をもたらし、市場をさらなる下落へ追いやった。

【4】投資家による買い入れ

11月28日、市場は価格が回復のプロセスをスタートするかのような兆しを見せたため、短期間の反発を見せた。これは、SECの別の発表によるものと思われる。

この時はジェイ・クレイトン委員長による発表が市場に自信を与えた「BTCは証券とみなされないため、SECの規制の対象とはならない。」彼は、現在の弱気市場にもかかわらず、BTCのようなデジタル資産は「明白に」存在すると言っている。

SFOXの責任者の一人であるダニー・キム氏もヤフーファイナンスにおいて、弱気市場で「機関は依然として積極的に取引している」とコミュニティに対して発言した。仮想通貨に対する機関の関心と、仮想通貨が続くと言う存在を再確認させるこれらの発言は、ボラティリティを高め価格を上昇させた。

仮想通貨12月以降の見通し

仮想通貨市場は外部からの圧力やイベントに非常に敏感である。規制当局による会議や特にアナウンスは、大きな影響を及ぼす可能性がある。それを念頭において、SFOXは今月予測するヒントを挙げている。

【12月5日から6日】にかけて、ロンドンで最大のフィンテックイベントが開催され、主要な仮想通貨について発表や展示が行なわれるので価格に影響を及ぼす可能性がある。

【12月19日】CBOEのBTC先物契約は終了する。これまでたいてい、期限切れに至った直後のBTCにおいてボラティリティが急上昇したことがある。

【12月28日】には、CMEとBitMEX先物取引の契約も終了し、今年最後の主要なビットコイン先物満期であり、潜在的に仮想通貨のボラティリティを高める可能性がある。

来月に取引を開始するBakkt(規制当局の認可を受けていれば)は、仮想通貨価格に大きな影響を及ぼす可能性が高い。

Source: TradeBitLab

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