イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)が51%攻撃受ける、PoS vs PoWの論争を再考

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イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)が51%攻撃

イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)が51パーセント攻撃されたようです。Ethereum Classicは、Ethereumからフォークをしたブロックチェーンで、攻撃前の時価総額は$550M、17位の規模(執筆時点)の暗号通貨です。

仮想通貨時価総額TOP20

100ブロック巻き戻ったことが確認されています。

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コインベース(Coinbase)によると、1月5日(土)に攻撃が行われ、88,500ETCが二重支払いされたと報告しています。(時価レートで約$500K=約5,000万円)

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主要取引所の多くでは入出金を停止しており、入出金停止をしていない取引所も少なくとも、400ブロックの確認を推奨されています。

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Ethereum Classicの保有者は、送金時に細心の注意が必要であると言えるでしょう。

その他のPoWが攻撃される事例

過去には、モナコイン(MONA)への攻撃などがありました。

関連:モナコイン(MONA)やビットコインゴールド(BTG)など複数のブロックチェーンに対して悪意あるマイナーが攻撃(2018年5月23日公開)

Nicehashなどのサイトで一時的にハッシュパワーを借り入れて、Block withholding attackを行う手法です。

ブロックチェーンは長いほうが正しいチェーンとなります。ハッシュパワーを持ったマイナーが、ブロックの採掘を連続して行い、長いブロックチェーンを保持しているのに数十分の間それをブロードキャストしないでおき、あるタイミングでそれをブロードキャストして、その間のブロックを書き換えるという攻撃です。

この数十分の間に、取引所の出入金などの処理をして、利益を得るという攻撃が過去に行われています。モナコインなども然り、PoWコインは局地的にハッシュパワーをかけて攻撃する事例が増えています。

しかし、モナコインのような時価総額が低いものであればともかく、時価総額20位以内に位置していたEthereum Classicでこのような攻撃が実際に起ったインパクトは大きいです。

「PoW 51% Attack Cost」というサイトもすでに出来ており、こちらでは各ブロックチェーンの51%の攻撃可能性を確認できます。このサイトは、51%攻撃の危険性を示すとともに、攻撃をしたい人にとって、経済合理性を確認できるサイトにもなっています。

イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)が51%攻撃受ける、PoS vs PoWの論争を再考する、PoS vs PoWの論争を再考する出典:https://www.crypto51.app/

PoS vs PoWの論争

ビットコインマキシマリストの(ビットコイン以外のコインを否定する)人などを中心にPoSを批判する層はいますが、現実として最も攻撃が発生し、ブロックチェーンが巻き戻った事例が多いものはPoWのパブリックブロックチェーンであることは認識されるべきと言えるでしょう。

圧倒的にハッシュレートを保持しているブロックチェーン、つまりビットコインは良いですが、下位のPoWチェーンは脆弱です。

同じアルゴリズムで掘れるブロックチェーンが2つあった場合、またはGPUで掘れるアルゴリズムのブロックチェーンは、時間ごと課金でハッシュパワーを購入できる市場がある限り、攻撃可能性があります。

2019前半には、Dfinity、cosmosなど、新たなPoSベースのブロックチェーンが数多くローンチされます。

こういったPoS vs PoWの論争はこれまで何度も行われてきましたが、2019年末にはマーケットがその論争の決着させるのではないかと思われます。

PoWはトークンのフェアな分配が可能で、同時にセキュリティに優れているという主張をPoW支持者は行います。しかし、それはある意味で正しくも、恐らくそれは各アルゴリズムごとで、最もハッシュレートの高い一部のブロックチェーンに限られるのではないかと筆者は考えています。

関連:51%攻撃にどのくらいのコストが必要か?狙われやすい銘柄の特徴とは?


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Source: 仮想通貨ビットコイン

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