マイニング最大手ビットメイン(Bitmain)に試練、クリプトウィンターから学べること

マイニング最大手ビットメイン(Bitmain)に試練、クリプトウィンターから学べること

マイニング最大手ビットメイン(Bitmain)に試練

「Crypto Winter(クリプトウィンター)」という言葉がささやかれています。

この冬の風に最も冷たくあたっているブロックチェーン業界の企業の一つは、ビットメイン(Bitmain)でしょう。同社のビジネスは、主にマイニングをするためのハードウェアASICの販売と、マイニングプールの運営です。2017-2018年にかけて非常に早いスピードで成長をし、事業拡大をした同社は、グループのマイニングプールがビットコインのハッシュレートの過半数を占めるなど、非常に大きい影響力を持った企業でした。

しかし、ビットコインの下落相場は、マイニングビジネスの動向に非常に強い影響を与えています。

South China Morning Postは、同社の共同創業者の2名、Jihan Wu氏とMicree Zhan氏が経営から切り離されることを報じました。

こういった経営体制の刷新に加えて、事業は縮小しており、海外オフィスの閉鎖などを急いでいます。具体的にはイスラエルのR&D部門を閉鎖、オランダのアムステルダムのオフィスを規模縮小したとしています。

また、テキサスでのマイニング施設運営も停止をすると報道しています。テキサスでのマイニング事業の開始は、2018年7月、つまりわずか半年前に発表したばかりで、発表当時は$500M(約548億円)を投資して400人の雇用を生み出すとアナウンスしていました。(参照

執筆現在、ビットコインのハッシュレートの分布は下記の通りで、最盛期よりBitmainのドミナンスは落ちています。

マイニング最大手ビットメイン(Bitmain)に試練、クリプトウィンターから学べること出典:https://www.blockchain.com/ja/pools

日本国内のマイニング事業者では、GMOとDMMが相次いでマイニング事業の縮小や撤退を表明しました。(参照

非上場のDMMについては投資に対する損失などは明らかではないですが、GMOについては非常に大きい金額の損失を計上しています。同社のグループ会社の中でも非常に利益体質な金融子会社の株式を売却することで、特別損失を補填するまでに至っています。

クリプトウィンターから学べること

今回の学びは、暗号通貨・ブロックチェーン企業の経営は、1-2ヶ月後にビットコインの価格が例え、半分になっても大丈夫なように運営しないといけないということです。そして、仮に価格が半分になった場合、どういった事業環境になるか想像しなくてはいけないということであると言えます。

また、そういった意味では、このタイミングで変わらない割合でハッシュレートを投下して、Bitmainのハッシュレートが下がったため、相対的にドミナンスを半年前より上げているマイニングプールが、F2POOLやSLASH POOLであり、むしろBitmainのレイオフより彼らのリスクマネジメントの手法に、筆者個人的には興味があります。

Bitmainに関しても経営体制を整えて、再び、浮上をする会社であると予想をしています。その理由は単純で、ビットコインの価格が再び浮上をするときに最初に恩恵を受けるセクターはマイニング事業者だからです。

また、月並みな表現ではありますが、現在、事業環境が悪化しているとしてもブロックチェーン業界では日々活発な開発がおこなれており、将来人々の生活に大きな影響を及ぼす産業になることは間違いないだろう筆者は考えています。

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Source: 仮想通貨ビットコイン

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