世界的にビットコイン(BTC)の取引高が激減、その理由とは?

世界的にビットコイン(BTC)の取引高が激減、その理由とは?

ビットコイン(BTC)をはじめとした暗号通貨の取引ボリュームが減少しているというデータを調査会社のdiarが報告しました。

ほとんど世界のいずれの取引所も、取引高が減少しており、バイナンス(Binance)は2018年12月の1ヶ月前と比較しBTC/USDの出来高が40%減少していることを報告しています。コインベース(Coinbase)も、直近の1ヶ月間で30%の取引が減少しています。コインベースの取引高を1年前と比較するならば、その取引高は5分の1にまで減少しています。
ビットコイン取引ボリューム
(出典:diar

一般的に出来高の減少、つまり流動性が低くなっているということは、アセットが売却したいときに売却できなくなることから、良いことではありません。なぜ取引高は減少しているのでしょうか?

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

レンジ相場が続き取引が難しく

まず、一つの理由はレンジ相場が続いて取引がしづらくなっていることです。日本円建てでは、36万円台中盤から38万円のレンジ相場が続いており、トレーダーとしてはリスクをとってポジションを構築しにくい状況が続いていると言えるでしょう。恐らく、ノーポジションもしくは、レンジ内で引きつけて逆張りするしかありません。

結果、トレーダーは取引ができず、出来高が低くなります。しかし、レンジ相場の期間が長くなってきて、出来高が低くなると、多少の買い圧力・売り圧力でも大きく動く市場になるので、レンジ期間を抜けると上にも下にも大きく動きやすくなっていることは注意が必要です。

主要な取引が、観測可能なテール市場からOTC市場に移動

取引高が減少しているもう一つの理由は、OTCトレードの増加です。相場観測のツールとしてしばしば使用されるCoinmarketcapやDiarのレポートには、OTCトレードの出来高が反映されていません。

OTC取引は、機関投資家や大口の個人が利用している市場で、その出来高は公表されない限り、正確な数字は分かりません。しかし、OTCの取引業者は増え続けており、既存のOTC取引業者も取引が活況であることは複数のニュースが報じています。

そしてそれは今後も増えるはずであり、大手投資会社のフィデリティ(Fidelity)は、仮想通貨のカストディ業務と取引プラットフォームの最終調整段階に入っており、両サービスを近日ローンチする予定であることを報じており、取引はむしろOTCのほうが主戦場になりつつあると言えます。(参考)

コインベースの取引高減少に関しても、そのまま読み取ることは注意が必要であり、コインベースは機関投資家向けのOTC市場も運営しています。そのOTC市場に多かれ少なかれ取引高が流れていることは、間違いないでしょう。

ビットコインの取引市場の多くのボリュームがOTCに移り始めているという事実は、下記のコラムでも書いています。
(関連:暗号通貨の相場はすでに機関投資家のOTC取引が主戦場である、という個人投資家が認識すべき事実

このように状況を概観していくと、リテール市場の取引高が減少しているという見方も変わってきます。いずれにしても、現在のレンジ相場を抜けると、上にも下にも大きく動く可能性が高いことが予想されますが、その振れ幅をOTC取引の存在がさらに大きくさせる可能性があります。

ビットコイン(BTC)のリアルタイムチャート

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Source: 仮想通貨ビットコイン

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