バイナンスDEXがローンチしてから3ヶ月、その現状とは?

バイナンスDEXがローンチしてから3ヶ月、その現状とは?

Binance DEXとは?

バイナンス(Binance)が手がける分散取引所(DEX)が今年4月にローンチをしてから早3ヶ月が経過しました。世界最大の取引所がローンチをするDEXプロジェクトとして多くの注目を集めていました。

本レポートでは、ローンチから3ヶ月のBinance DEXの現状を概観し、Binance DEXというプロジェクトはここまで何をもたらしたか?を考察します。なお、本レポートの情報は以下のソースを参照します。

Binance Chain Docs
Binance DEX Preview

Binance DEXは独自ブロックチェーンのバイナンス・チェーン(Binance Chain)上で構築されており、テンダーミント(Tendermint)とコスモス(Cosmos) SDKのフォークを採用しています。現在はBinance Chainのノードは現在、Binanceまた近しい企業のノードによってバリデートされています。

ローンチから3ヶ月が経過したBinance DEXの現状

ローンチから3ヶ月が経過したBinance DEXの現状についてCoinGeckoのクオーターレポートを用いて概観します。(参照

バイナンスDEXのデータ

同レポートによると、

  • 1日あたりの平均取引ボリュームは520万ドル (約5億5,000万円)
  • 取り扱いトークン数34
  • 取り扱いペア47

という数字になっています。

中央集権取引所の取引ボリュームと比較すると、その出来高は極めて少なく、CoinMarketCapに当てはめると190位程度の取引ボリューム取引ボリュームになります。とはいえ、イーサリアム上で最も取引ボリュームがあるDEXであるIDEXの出来高が日に2~300万ドル程度ですので、Binance DEXは既にその2倍程度の取引ボリュームを持っているとも言えます。

DEXのデータ

出典:DEXWatch

この出来高の数値は評価が分かれそうですが、いずれにしても、Binance DEXは中央集権取引所と比べ極めて出来高が少なですが、イーサリアムのDEXと比較すると勢いの良いスタートであったと表現できます。

Binance DEXは二部市場として機能

Binance DEXで取引されているトークンの多くは、もともとはイーサリアム上のトークン、またはその他のブロックチェーンのトークンです。そのトークンの一部、あるいは全てを凍結させて、同量をBinance Chainにミラーリングさせて、取引をしています。一例としてStableUSD(USDS)、TomoChain(TOMO)、Cred(LBA)、FANTOM(FTM)、Harmony(ONE))、Mithril(MITH)といったプロジェクトがBinance DEXで取引をされています。

バイナンスDEXのデータ
出典:CoinGecko

Binance DEXは、本家Binanceには上場しいていないより時価総額が低めの市場のようになっています。いわば東証一部に対する東証マザーズのようなものです。また最近はInitial DEX offeringというプライマリーの調達も実験的に行われています。

ただいずれにしてもバイナンスには上場できない小粒のプロジェクトのための市場であるとも言えます。すでにイーサリアムのDEXより取引ボリュームがあるという数値は注目に値しますが、ローンチ当初に市場から期待されていたようなインパクトはBinance DEXはもたらしていなく、今後の展開が注目されます。

参考
Binance Chain Docs
Binance DEX Preview

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Source: 仮想通貨ビットコイン

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