暗号通貨をはじめて持つ人に最適化されたウォレット「Astro」が登場、その特徴とは?

暗号通貨をはじめて持つ人に最適化されたウォレット「astro」が登場、その特徴とは?

暗号通貨をはじめて持つ人に最適化されたウォレット「Astro」

新しいイーサリアム(Ethereum)のモバイルウォレット「Astro」が登場しました。Astroの特徴は、このウォレット内では、全てをUSD基軸で構築されていることです。デビットカードやクレジットカードを登録して使用することに最適化されたUI/UXになっています。

クレジットカードを使用して、ステーブルコインのUSDCをウォレットにデポジットして、そのままウォレット内で分散型アプリケーション(DApps)や分散型取引所(DEX)を使用することができます。

ウォレット内では、例えばクリプトキティーズ(CryptoKitties)の猫を購入することもできますし、デポジットしたUSDCをスマートコントラクトでレンディングすることもできます。この一切の動作に最初必要なものはクレジットカードやデビットカードだけです。

これまではDAppsを試したいみたいユーザーは、一度取引所に銀行振込で法定通貨を入金して、ETHを調達し、それをウォレットに移動させねばならないプロセスがありました。astroは、これらのプロセスを全て排除して、初心者優しい設計になっています。

クレジットカードから暗号通貨を購入できるウォレットは以前から他にもありましたが、最初からこれほどユーザーがETHなどを元から持っていないことを前提に作られているウォレットは今までなかったように思えます。

astro トップ画面
出典:https://www.astrowallet.io/

UI/UXが向上するイーサリアムウォレット

しかし前述した仕組みだけでは、astroは本当に初心者に最適化されているとは言えないでしょう。イーサリアムではDAppsやDEXの使用時に、ユーザーがトランザクション手数料を支払う必要があり、それにはETHを保有している必要があります。また、初心者には秘密鍵の管理も難しいでしょう。

とはいえ、これもいずれ解決されるはずです。astroとは異なる別のウォレットサービスArgentでは、メタトランザクションを採用して、ユーザーは秘密鍵を管理しながらもウォレットプロバイダ会社がトランザクション手数料を負担する設計を実装しています。

また、スマートコントラクトを用いた2/3のマルチシグを実装し、1つはウォレットプロバイダ会社が保有することで、ユーザーがもし秘密鍵を紛失しても1つまでなら復元ができるという工夫がなされています。同ウォレットについては、以下のコラムでより詳しい解説をしています。

関連:Ethereumのコントラクトウォレットの解説。これから大きく変わるウォレットの仕組みとユーザー体験について。

このようにEthereumウォレットのUI/UXの向上は目覚ましいと言えます。暗号通貨やブロックチェーンの仕組みを全く分からないユーザーが、これらのウォレットサービスを普通に使えるような日が来ることも遠くないでしょう。

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Source: 仮想通貨ビットコイン

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